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伝説の「あさひや」の名前が消えました
みずほ銀行の左の小道を入ってすぐ右手に
伝説の居酒屋「あさひや」がありました。
お店のマスターは、第二次世界大戦中、従軍した日本兵の
ほとんどが死んだインパール作戦の生き残り。
戦後、「生き残ったのは運が良かった。余生は人様を楽しませたい」と
はじめたのが、「あさひや」でした。
安く美味くが、店のモットー。
最近でも、焼酎はなみなみ入って一杯160円。
冬の名物カキ焼きは、ぷりぷりカキのぎっしり串が、
炭火で丹念に香ばしく焼かれて180円。
文字通り千円もあれば死ぬほど飲める店でした。
いつも夕方5時には満員。
マスターの笑顔は、隅々まで行きとどき、
店で知り合った人が結成した野球チームが、多い時は3つもあったという
エピソードからも常連の盛り上がりが伺えるでしょう。
ビートルズを撮った写真家の浅井慎平が、東京の居酒屋100選をテーマに
「いいちこ」の広告を手がけた時、その第一番目が経堂の「あさひや」でした。
そんな「あさひや」も6年ほど前に、
マスターが天へ旅立つとともに店を閉じることに。
その後、別の夫婦が屋号と共に引き継いで
新しい「あさひや」として引き継いでいたのですが、
つい先日、お店の名前が変わっているのを発見。
新しい看板を見ながら、ささやかな歴史が継承されなかったのを寂しく思いました。


by kyodo-trivia | 2005-04-19 12:34
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